今回ご紹介する東京港醸造は、幕末に造り酒屋を営んでいた「若松屋」を復活させた23区内唯一の酒蔵です。

東京都港区には江戸時代に薩摩藩邸があり、私共のホテルはなかでも中心的な役割を果たしていた上屋敷があった場所に建っております。東京港醸造もまた薩摩藩にゆかりがあり、薩摩藩の御用商人だった若松屋は西郷隆盛、勝海舟といった歴史的偉人達が頻繁に訪れ密談の場となっていました。

こちらで造られる「江戸開城」という日本酒は、日々変化しつづける東京をイメージしています。SDGsにも取り組んでおり、Sustainable Sakeというお酒では無洗米を使うことで環境負荷を及ぼしてしまうとぎ汁の排水を最小限に抑え、大幅な節水も実現しています。

他にも美味しいお酒を造っており、蔵の目の前にある直売店舗では有料試飲もできます。自分にピッタリなお酒を見つけるために是非購入前の試飲をおすすめします。繊細な違いを楽しみ、味わってみてください。

近くにはtpbという、東京港醸造の全商品の他日本酒カクテルなども飲める直営のラウンジがあります。カウンター、テーブル、個室とそれぞれ設けられ、個室には偉人達が若松屋で酒代の代わりにしたためたと伝わる書も飾られています。サクッと飲みたい時や記念日など、様々なシチュエーションでご利用いただけるお店です。